―例えば、全部夢だったら。





例えば僕の小さな耳に、



「俺絵描くの好きなんだ」
「コーンポタージュ美味しいよね」
「あ、ごめん。俺その日用事あるから無理」
「緑色好き?」
「コーラよりお茶だよな」
「この時期はやっぱり鍋だよねっ」
「すげー厚い…」
「あれ読んでみたいんだよね」
「あの映画そんなに面白いの?」
「電話掛ければ良かった…」
「明日遊べる?」
「カーテンには防音効果もあるんだって。テレビで言ってた」
「頭にアンテナとか」
「アニメ見てぇ」
「インク足りる?」
「ちょっとそこの箱取ってー」
「花粉症キッツいよ、毎年毎年」
「冷めてるし」
「あと一周で終わりっ」
「あー…駄目か」
「えー? 発売延期かよ…」
「えーとねぇ」
「やべ傘忘れた」
「教科書貸してー」
「今何やってる?」
「そういえば昨日そんなことも言ってたような」
「うわこれマズっ」
「大好きっ」
「新しい靴欲しいなー」
「もういい?」
「鬼ごっことか懐かしいな」
「宿題忘れた…やばー」
「重いんだよなー家のパソコン」
「もっかい見に行くか」
「果物の中では林檎が一番うまいよな」
「待てって言ってるだろ!!」
「あら、お客様ですか? 珍しいですね」
「季節だと春が好きかな。あったかいし」
「海行きたい」
「それ賞味期限過ぎてるよ」
「今日もいい天気だなー」
「こう…走りたくならない?」
「はぁ…仕事辛いっすよ。辞めるわけにもいかないし」
「口渇いてる」
「おーい…なんだ寝てるだけか」
「うおおお何それ超かっこいい!!」
「面白いよこれ」
「こんなことも出来ないのか!?」
「腹減った」
「犬? 別に好きでもないけど」
「やっぱりグレープだろう」
「いいよもうお前。早く死ねよ」
「リモコンどこやったっけー」
「風邪ひいたかも…」
「次の体育、縄跳びやるんだって」
「あ…俺楽器弾けないからさ」
「カラオケいかない?」
「財布が…」
「電話掛け直すわ」
「どの絵飾ろうかな」
「お金でどうにでもなるんだよ」
「あんたなんか産みたくて産んだんじゃないのよ!!」
「今日も一人で散歩中〜♪」
「あの歌いいよね」
「ギター弾けんの? 聴かせて聴かせて」
「閉めてけよ」
「うー寒い」
「出したら元あった場所に戻す。わかった?」
「可愛いなぁ可愛いなぁ」
「俺そろそろ死ぬかも」
「知ってるよ、君の事なら何でも」
「早く咲かないかなー」
「毛虫とか死ねばいいのに」
「ごめんそれ生理的に無理だわ…」
「生足だ生足だーっ!!」
「犯罪者予備軍だけど何か?」
「あれを可愛いって言いだしたら本当におしまいだと思う」
「うわ司会の人変わってるよ…見る気失せるわ」
「最近の流行りとか知らないし」
「音速どころか光速目指すし」
「何でそんなに頑張れるの? 怖くない? 嫌じゃない?」
「何お願いした?」
「せこいなお前」
「明日の遠足楽しみだなー」
「そういやお前んちって金持ちなんだよな」
「いいよどうせ。理解してもらえないのは解り切ってる」
「太陽を自分だとして考えてみろよ」
「お前らはもう駄目だ」
「コントローラ利いてないんだもん」
「攻略本あるけど見る?」
「病院行って来いよ」
「まだまだ飲むぞー!! 朝まで飲むぞー!!」
「子供ってどうやったら生まれるの?」
「世紀末世界を手に入れるのは俺だ」
「かっこいいよねぇ…」
「あ」
「火事だーっ!!」
「ここ押したら音出るよ」
「眼鏡貸してー」
「だって、そもそも私が言いださなかったら良かったことだし…」
「すごく綺麗」
「ゴミ付いてる」
「もしかしてその年で童貞なの…?」
「新番組クソつまらんかった」
「年賀状描こう」
「売ってなかったの? んー…どうしよう」
「俺、卵食えない」
「サッカーより野球の方が好きかな」
「どっちでもいいからさっさと決めてくんない?」
「チャンネル変えていい?」
「ぷはーっ! やっぱり風呂の後はビールだね!」
「たまには外食もいいかな」
「もったいない」
「めんどくせ」
「すいません、これ落としましたよ」
「…まあしょうがないことだったんだろ」
「高いなぁ」
「明日学校か。すっかり忘れてた」
「二十分も経ってる」
「指冷たいなー冷え性かな」
「お神酒は飲む」
「もう寝よ」
「浪漫だよね!」
「書類のミスチェックと、あとコピーお願い」
「活きの良いのが入ってるよー!」
「静かなところだね」
「俺お前の事嫌いなんだ」
「席空けといてね。あと一人来るから」
「あ、買い忘れてた」
「行ってみたいなぁ」
「…ごめん」
「で、どうするの?」
「死に物狂いでも、這いつくばってでもいいんじゃない? 掴んだ者勝ちさ」
「憧れるなぁ」
「絶対インチキだよな」
「賄賂だろ」
「最近何信じていいか分からない世の中になったよね」
「戦争反対!」
「知らない人には付いて行っちゃいけないよ」
「ふふ…俺に不可能は少ししかない」
「味付けは濃い方がいいよね」
「頼むよ〜一生のお願い〜」
「たまには弾けてみたくなるじゃない?」
「疲れた…」
「自分が良かれと思ってやったことでも、相手にとっては迷惑だったりする」
「白い砂浜でさー。夕日が二人を照らすんだよねー」
「星が掴めたらいいのにね。きっとすぐに捨てるけれど」
「かっこつけなくていいから、お前の思うようにやってみろよ」
「すっげマジすっげうほぉー!!」
「知らないの?」
「あの後結局どうなったの?」
「バラって漢字で書けたらかっこいいよね」
「やっぱり和食でしょ」
「汚れてるなー」
「ごめん、待った?」
「あ、明日からもう来なくていいよ」
「勝ったー!!」
「そんなに貰っていいの?」
「趣味悪いなぁ」
「あの山崩されるんだ」
「今日からこのクラスに新しい仲間が来るぞー」
「ここ教えて」
「負けないよ、君たちにだけは」
「このロクデナシが」
「ほら早く舐めなさいよ。これがいいんでしょう?」
「生きてるだけで罪になる。でも、自殺によって生きるという罪を償おうとするのはもっと深い罪だ」
「大人しくしろよ」
「懲りないねぇ」
「ちょっと百円貸して」
「あの先生ウザいよねー」
「蝶々はいいね。綺麗で、飛べて」
「居留守しとけよ」
「でもまぁ…終わりよければすべてよしってことで」
「プレゼントフォーユー!」
「今年も終わりかー」
「はじめまして、よろしくお願いします」
「つ、付き合って下さいっ!」
「頼むから黙っててくれない?」
「じゃあ、一緒に食べよっか」
「ちゃんと解ってるんだろうな…?」
「まあゆっくりしていって下さいな」
「―死ねよ」
「探すの手伝ってくれない?」
「上着着て行けよー」
「お小遣い何に使おうかな」
「アイス食べたい」
「人の顔と名前覚えるの苦手なんだ…」
「早起きは三文の得っていうじゃない?」
「ハイ、チーズ」
「泣きたい時には泣けばいい。でも泣いたら終わると思ったら大間違いだぞ」
「遊園地行きたい!」
「毒が入ってる」
「せーのでいくよ? …せーのっ!」
「へー、水彩上手いねぇ。教えてくれない?」
「吐くほど飲むなよ…」
「言わんこっちゃない」
「ふーん」
「最近目が悪くなってさ」
「学力とかの問題じゃなくて、バカな奴見てたら腹立つよな」
「翼があればなぁ」
「やっぱりそっちにするんだ」
「誕生日プレゼント何あげようかな」
「えーっとねぇ…」
「あ、あの時か!」
「大変だねー。お疲れ様です」
「早く早く!」
「もっと上手くなりたいなぁ」
「うそつき」
「もうちょっと右に寄せられない?」
「ああ好きだよ! なんか悪いか!!」
「ほんとに愛してるのに」
「実際そうでもないよね」
「間に合わんかった」
「昨日は散々だったよ」
「まさに蜂の巣」
「これってどうゆうことなの?」
「寝るのは大体十二時くらいかな」
「眩しいんだけど」
「出来れば面白いけどね。出来れば」
「つい口ずさんじゃうんだよなぁ」
「癖はなかなか直せないよ」
「大人っていつも卑怯だよ。子供は自由になれない」
「なんで勝手に動かすんだよ!!」
「いつも通りにやればいいよ」
「どうぞ? 続けてくださいな」
「…あり得ない」
「まだ来ないか」
「雲が低いね」
「もう紅葉の季節かー。今年も綺麗だな」
「泳ぎたいー!」
「みんなが思ってるほど悪い奴じゃないよ」
「もういいよ」
「お名前、なんにしようかな」
「ていうかまだかよ」
「一度でいいからやってみたい」
「次の授業なんだっけ」
「ミスったぁ!!」
「あの張り裂けそうな高音がいいよね」
「バカだろお前…」
「恥ずかしい」
「―いや、お前バカだろ」
「雨降ってるの?」
「何してたんだ俺は」
「酒持ってこーい!!」
「いい加減諦めたらどうですか」
「ん? ああ後でやっとくよ」
「適当すぎない?」
「ふざけるのもいいけどほどほどにしとけよ」
「脚がなくても生きていけるし、腕がなくても生きていけるんだよ」
「どうせ綺麗ごとだろ」
「いいなぁ」
「よし」
「直ったよー。これでいい?」
「ふんふふん♪」
「あれどういう意味だっけ」
「五月蠅いなぁ」
「余所でやってくれない?」
「クソ…」
「そんなこともあったっけなぁ」
「俺猫舌なんだ」
「あ…ごめんすぐ用意しとくよ」
「足りないって? めんどくせーなー」
「も、もう少し」
「無駄に激しいな」
「おー…やっぱり居たか」
「飛行機とか乗ったことない」
「たまにはいいかもね」
「出口どっちだっけ」
「縛られているつもりか。そうやって自分を正当化して逃げ続ければいいんじゃないか」
「行ってきまーす」
「怖っ」
「ありがとう」
「どうだったっけ」
「また何かあったら言ってね」
「なんだアイツ」
「やる気ない」
「ページを捲るように淡々と生きて逝けたらどれほど楽だろうね」
「でもそれも悪くはないと思うよ。俺は好きだし」
「鍵閉めた?」
「と、止めてーっ!!」
「甘いの好きなんだ〜」
「安いなコレ…」
「不器用だなぁ」
「どうせ体が目当てなんでしょ? 私の事なんか好きでも何でもないんでしょ!?」
「それは考えなかったな」
「お、この詩いいね」
「綺麗だなぁ…」
「人じゃ辿りつけない領域」
「張り紙多いな、この辺の電柱」
「鳥になりたいよねぇ」
「あぁ、あれがいるのか」
「これお願いできますか?」
「そっち持ってー」
「行けるか?」
「でもどうせすぐ飽きるんでしょ」
「描けた…っ」
「完璧だな」
「帰りにちょっと寄る所あるんだけど、一緒に行かない?」
「自転車壊れててさー」
「今の時間帯、電車すごい混んでるよね」
「またあれやるのか…」
「このままずっと続けられたらいいけどね」
「無理だと分かっていてもやりたくなるのが俺の性」
「俺には俺の世界がある」
「評判悪いな」
「言い方がきついんだって。それじゃ相手も怒るだろ」
「もしもーし」
「まあそれもいいじゃん」
「速いなオイ!!」
「ご飯出来てるよー」
「早めに帰ってこいよ」
「死んじゃったんだ…」
「誰が取って食うって言ったんだよ」
「こっちおいで」
「見逃してやってもいいかな」
「みんなが笑って居られればいいのにね」
「叶わない夢なら見ない方がいいって言う人もいるけど、でもやっぱり捨てられないな」
「やってみせるよ。死ぬまでにはね」
「ばれなきゃいいよね、ばれなきゃ」
「ちょっと集まってー」
「ただいま」
「それあんまり知らない」
「景色いいねー!」
「いっくよ〜!」
「空気読めよ」
「好きな言葉は吸血衝動です。他にないのかって? 死後硬直とか」
「マジ怪しいな」
「くさっ!」
「おやすみなさい」
「危ないなぁ…見てるこっちが冷や冷やするよ」
「出来た?」
「ちょっと変になったけど、こんなもんかな」
「まあ私の手にかかればちょちょいのちょいだよ」
「任せといて!」
「やっぱり最終的にはゴリ押しか」
「星が見えないんだ…この街」
「神様、神様」
「準備はいい?」
「まだ終わらせないよ! ずっとずっと!!」
「これでも飲んで寝なさい」
「くっそ気分悪い…」
「目の前真っ白になったよあの時は」
「待て!」
「雪は白くて冷たくて寂しいから嫌い」
「ちょっとこっち向いて」
「暑くない?」
「やりすぎた…まあこれくらいがちょうどいいか」
「血液型、何型?」
「反応遅いよ!!」
「たまってるなぁ…いろいろな意味で」
「どうせその程度の存在だよ」
「手に入れられるものは全部嘘だ。目に見えているものは全部不確かだ。何を信じればいい?」
「あ、カップ麺忘れてたっ!」
「そうだね。こんな俺でも好きで居てくれる人がいるんだ」
「精一杯やったんならそれでいいじゃない」
「体調管理下手だなー」
「あ、またドジ踏んでる」
「結構時間掛かるね」
「何が辛いって周りからの視線が辛い」
「満員電車苦手なんだ…上京とか考えられない」
「便利だよね」
「なんだその目は」
「大丈夫? 痛くない?」
「寿命五年は縮まったぞ!」
「小説書いてみたんだけど、読んでくれる?」
「ここでやるなよ」
「それでそれで?」
「はぁ…呆れた」
「手加減は無用だからな」
「ゲーセン行こうぜ」
「そろそろ着くよー」
「楽しみにしてるよー、頑張って」
「慰み程度にしかならないな」
「生きてる意味あるの?」
「愚問だな」
「出来る訳ないじゃん」
「稀にあるらしいけどね、そういうこと」
「昨日変な夢見た…忘れたんだけどね」
「縁起悪い」
「良い感じじゃない?」
「もう少しテンポよくね。…そうそうそんな感じ」
「たまには新聞も読めよ」
「明日から安売りセールだって!!」
「学校休み!? うおっしゃー!!」
「なんだ夢か」
「金上げるからさ、お使い頼まれてくれない?」
「何となく声が聞きたくなって」
「髪綺麗だね」
「そろそろお開きにしますか」
「これおいしいね」
「作り方分かる? あ、教えて教えて」
「そこの角を右に行って、次の交差点を曲がらず真っ直ぐ行って、んでその先の信号で左に曲がる」
「栞挟むの忘れてた…どこまで読んだっけ」
「やっぱやめとこ」
「一日一回は聴かないと落ち着かないな」
「えーっと…確か二酸化マンガンだったか」
「なんか足りないんだよなぁ」
「俺車でもすごい酔うんだよね…だからパス」
「あそこ行ってみない?」
「今日で最後か…寂しくなるな」
「お、百円発見」
「ここが俺達の天国さ」
「地獄も割とユニークで明るいところかもしれない。そう思うと死ぬのが怖くなくなるよね」
「喉渇いたーっ水水ー」
「し、死にそう…」
「今の問題滅茶苦茶難しくなかったか?」
「無理無理絶対無理!!」
「お前…暇なのか?」
「まあ今日ぐらいは付き合ってやるよ」
「トイレ行ってくる」
「さよなら」
「それ替えといてー」
「そうだ。やりたいことあったんだった」
「なんか言った?」
「メール来てる」
「そろそろ帰ろっか」
「なんか聞こえない?」
「目痛い」
「んー、いっつもこんな感じだからなぁ」
「ねぇねぇ、覚えてる?」
「これ着ときなよ」
「楽しかったなぁ」
「先にやっとくか。後で楽だし」
「まるで天使みたい」
「そうだね。たまには人を信じてみるのもいいかもしれない」
「苦し紛れの答えでもいい。誤魔化して、そこを通れればいい」
「いいんじゃないかな。そうやって人を愛するのも」
「私は世界の平和よりも―貴方との恋を望みました」
「自分らしさってよく分かんないけど、好き勝手やってやればいいんだよね?」
「ゆっくりでいいよね」
「見えてきた見えてきた」
「…感動した」
「気まぐれだからね、あの人は」
「さて、一肌脱ぐとしますか」
「冷たいねぇ」
「たまに君の姿が見えなくなる時がある。でも全然怖くないよ」
「もう終わりにしても…いいよね」
「届いてるかな、私の歌声」
「もう…こんな悪夢は見たくないよ」
「せめてもう少しまともにならなかったのか!?」
「あ、明日は晴れるって言ってたよ」
「知らないなぁそんな約束」
「あ、あった!!」
「使いにくいなこれ」
「私もすぐに行くよ」
「好きにさせてやれ」
「いっちょ派手にかましてやろうか!!」
「もう忘れていいかな」
「響いてる…感じる」
「お前に言われて気付いたんだ。なんか、とにかく大切なことに」
「忘れないでほしい。君は限りなく独りで、でも絶対に独りなんかじゃない」
「無駄にかっこつけてるのが残念だよね」
「その内溜め込み過ぎて自殺しそうで怖いな…」
「じゃ、死ねば」
「まだまだやりたい事いっぱいあるもん」
「何処まで行こうかな」
「冗談きついなー」
「咲いた?」
「嘆くのもいい。でも少しぐらいは受け止めるのもいいかもしれない」
「それで十分だよ」
「…可哀想」
「人は生まれる時も死ぬ時も――真赤だ」
「内容による」
「仲間に入れてよっ」
「私なんかでいいの…?」
「壊れちゃいそうでさ。つい臆病になる」
「武者震いだよ」
「頼れるものがないから…辛くて」
「とりあえず並べてみた」
「いつまで続くんだよこれ」
「暇つぶしにはなるんじゃないか?」
「俺は俺の世界を見捨てたりはしない。いつかきっと、最高の世界を描いてみせる」
「あとはコショウを少々」
「それでも止められないんだ。楽しくってさ」
「一つぐらい胸張って誇れるもんがあってもいいじゃん?」
「大丈夫――私も一緒だから」
「ごめんなさいごめんなさい生きててごめんなさい生まれてごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
「お誕生日おめでとう!」
「今夜は騒ぐぜーーっっ!!!」
「ふふ、楽しそう」
「見ててくれよ。俺、もっと色んな色描けるようになってみせるから」
「離さないよ、もう二度と絶対に」
「砂糖と塩間違えたーっ!!」
「ほんと、退屈しないねぇ」
「価値なんて自分で決めるもんだよ」
「愛することの尊さを知っているのに、愛することが出来ないなんて、情けないだろ?」
「邪魔されてたまるかよっ!」
「本当にありがとう」
「もういいや。ここで終わろう。眠たいんだ」
「――おはよう」





そう聞こえてきたら。
僕はその中の幾つを聞きとれるだろう。幾つを解れるだろう。
「いいんじゃないかな。ゼロでも、一つでも、百個でも」
そう君は言った。
そうだね。そうだね。
僕は僕で生きていこう。例えば、退屈な毎日を。
例えば、少し変わった愉快な日常を。




長々と見た夢に、少しの間さよならを言おう。